離乳食を食べなくなった我が子、
なんで食べないの?
あの手この手で食べさせようとしました。
とにかく、口を開けて!せっかく作った離乳食をまた捨てるのはいや!
ヒステリックになりかけていた頃。
ふと、無理強いしてまで我が子に食べさせるのはなんか違う気がして、
立ち止まることになりました。
離乳食はやめたところで、
離乳食を食べなければ、栄養的にはどうなの?
ペースが乱れるのはよくない?
めちゃくちゃ色々心配しました。
食べない時期もあったし、中断もしました。
でも、
栄養失調どころか当時から成長曲線はみ出る勢いで元気でした。
大丈夫!
赤ちゃんも離乳食のどこかでお米の甘みに気づくし、世の中には色んなめずらしいものがあるな〜と食に興味を持つようになります。
※もちろん、ここにはかなりの個人差があると思います。しかも、私は栄養に関してのプロでも何でもないです。
なので、おそらく、この記事の内容は我が子の場合に限られた話になるかと思います。
でも、
色々やってみた結果、
離乳食を始める前にこれだけは知っておきたかった!
離乳食で悩んでいた頃、知ってたら絶対楽になった!
と思うことはめちゃくちゃあります。
せっかくなのでシリーズにしてまとめていこうと思います。
離乳食で悩んでいる方の目に留まれば嬉しいです。
無理矢理離乳食を食べさせるのはどうなのか
離乳食を吐き出したり、嫌がる我が子。
とにかく、食べてほしい気持ちでいっぱいの新米ママだった私。
無理やり食べさせている感が拭えず、自分に嫌気がさしてきました。(彼女、嫌がってるじゃないか!ともう一人の私がささやく感じ。)
私、何やってるんだろ?
離乳食って何が目的?
という悶々とした気持ちでいっぱいでした。
離乳食の目的ってなに?
我が子に無理矢理離乳食を与えたって、何も良いことがないようにすら思えてきた頃。
食べなかったり、ひっくり返された無残な手作り離乳食を前に、
離乳食の目的を、もう一度考え直すことにしました。
離乳食の目的ってあれでしょ?みたいな感じで、当たり前すぎてちゃんと説明ってできないなぁと気づいたからです。
赤ちゃんのために何ができるのかちゃんと考えよう。
絶対、今みたいに無理に口を開かせるのだけが方法じゃないはず。
離乳食の目的と理想
食べない、ひっくり返される運命にある離乳食を毎日せっせと作りながら、
ぼんやりと思ったのは、
私は多分、赤ちゃんが無理矢理離乳食を食べても嬉しくない。
理想は「わーいご飯だー!パク!」
自分から喜んで口を開けてくれること。
でも、今のこの現状から、
赤ちゃんが自分から離乳食を楽しむってあり得るんだろうか・・・?
先に我が家の離乳食の結果を
これを書いている現在は、我が子はとっくに離乳食を卒業しています。
食べるのが好きなようで、親としてはとても嬉しいです。
冒頭でもお伝えしたように、
赤ちゃんは次第にお米の甘みに気づき、美味しいと目にわかる反応をするようになりました。
世の中には色んなめずらしいものがあると気づいて、食への興味も広がりました。
もちろん、ここにはかなりの個人差があると思います。
手探りだったので、随分長い時間がかかったように思ったけれど、
振り返って見れば、悩んでた時期も食べるようになって卒業した時期も、全部合わせても1年未満。
手こずったけど、やりきってよかったし後悔もありません。
あ、でも第二子は多分もっと手を抜くかな〜笑
離乳食の「完食」にこだわっていた
手こずった離乳食だけど、やりきってよかった。
そう思えるようになったきっかけを説明します。
我が子が離乳食を食べないと悩んでいた頃、
私は「食べてほしい」「完食」にめちゃくちゃこだわっていたように思います。
こだわっていた理由は、せっかく作った離乳食をそのまま捨てたり、床にひっくり返されるのが辛かったからです。
嫌な言い方をすれば、
自分が一生懸命作ったんだから、と赤ちゃんに押し付けていました。
それってどうなの?赤ちゃんのための離乳食なのに?
でも、実際に労力がかかるし、頑張っているんだから誰かに認めてもらいたい。ママだから当たり前のこと、で済まされたらたまったもんじゃないです。大変だけど、我が子のために頑張ってる。この気持ちに蓋をするのはよくないと思います。
離乳食を作る自分の気持ちを見つめ直すことが、私とっての転機でした。
以前の私は「どうにか食べてほしい」
つまり「赤ちゃんが食べきる」ことをゴールにしていましたが、
「赤ちゃんにどうやって食べてほしいか」つまり、今後どうなってほしいのかをゴールに持って来るようにしました。
赤ちゃんがどう食べるのが理想?
「赤ちゃんにどうやって食べてほしいか」と言うのは、私の考えは離乳食時点では「赤ちゃんが自分から口を開けて離乳食を楽しんでほしい」と言うものでした。
もちろん、めちゃめちゃ期待しすぎ!な赤ちゃんにとって荷の重い願望です。笑
しかも、その先にはいずれ「食を楽しめる子になってほしい」という期待まで。笑
でも、侮ることなかれ。
親としてできることがあるなら、というポジティブな気持ちは強い!
食べてくれない状況はすぐに変わらなくても、
「完食」を目的にして「失敗」するのか、
「赤ちゃんが自分から口を開けて離乳食を楽しんでほしい」と言う目的のために、今日も頑張ったのか、
大したことじゃないけれど、私とっては大きな違いがありました。
自分の作った離乳食を捨てる時のマイナスしかなかった気持ちが、打って変わって楽になりました。
捉え方一つで変わる離乳食
捉え方一つですが「完食に失敗」→「今日も頑張った」と思うこと。
自分の気持ちが守られたことは、作る側のモチベーション維持にもつながりました。
私にとっては「ま、離乳食なんてこんなもんさ〜」と諦めるよりも前向きになれて性に合っていました。
というのも、
すぐにではなかったけれど赤ちゃんからも反応があったからです。
離乳食に対する赤ちゃんの反応
「完食」にこだわっていたので、今まで見落としていた赤ちゃんの反応をじっくり見られるようになりました。
離乳食を食べてくれなくても、赤ちゃんが「これは何?」とおかゆに興味を持った。
触ってみてベタベタして気持ち悪かった。(という顔をした)
器をひっくり返したら、大きな音がした。(という顔も、以前なら怒ってて見落としていた)
私は、いつも完食を目指して赤ちゃんの発見や疑問に思う気持ちを見落としていたと思います。
反省・・・。
離乳食との長い闘いが始まる!
赤ちゃんの成長のために、と思う気持ちで随分と穏やかになりました。
それからは、
離乳食を食べない赤ちゃんの横で、
色々な刺激と共に、食べることを知ってくれたらいいや。
と、成長を見守りながら進めていくことにしました。
もちろん、食べたいサインは見落とさないようにサッとサポート。
毎日、毎食、めちゃくちゃのぐちゃぐちゃ。
多分、というか絶対お作法の観点から見ても最悪。食べ物を大事にすると言う観点から見ても最悪。しつけに悪い?変な癖がつくかも?
見る人が見れば、いや多くの人にとって最悪な離乳食を続けていくことにしました。
【離乳食を始める前に知ってほしいこと①】まとめ
結果論ですが、
むちゃくちゃのぐちゃぐちゃにされた離乳食を捨てながら、毎日手作りを続けることができました。
意地でもなく、使命感でもなく、ちょっとずつ前に進む我が子を手伝ってあげたかった。
っていう、暇だったから(当時はそうは思わなかったけど)できたような話です。
一番伝えたいことは、気持ちの持ち方。
「完食」を目標にすれば「失敗」してダメージを受ける。
「赤ちゃんの成長」を発見しながらなら、頑張れました。我が家の場合は、食へのこだわりが強いです。
将来、一緒に美味しいものを食べる練習だと思って、なんとなくやりきった感じです。
もちろん!
私は全然仙人のような穏やかなタイプではないので、夫の協力も自分へのご褒美もかかせませんでした。
些細なことです、疲れたらケーキ買っちゃうとか。離乳食を好きな器に盛り付ける、など。自分のモチベーション、コンディションを整えるためには必要。
今回は、まとめで初めて口にしました。実際は離乳食作りで伝えたいこと1、2位を争う重要度だと思います。
さらっと触れましたが、これは第一子のお話。
第二子では、絶対に手を抜くと思います。初めからでも手を抜きたい人のために、この奮闘劇をシリーズ続けていこうと思います!笑